Diary 2003-10

10月 03 | 05 | 09 | 22 | 27

2003-10-27 『ハジメルド物語』『夢みる7月猫』

日記ページ初の竹本ネタ。とはいっても過去の作品の再収録なので読んだことあるのが多いわけなんだが。
それでも改めて読んでみて「うじゃ♥」の初出は『ハジメルド物語』だったことに今さら気づいた。まあこれは「変な話ばかり描く少女マンガ家」という竹本泉の方向性が初めて出てきた作品でもある。
もうひとつの『夢みる7月猫』の方は単行本初収録作品満載。バンザーイ!
まだ少女マンガらしい作品が揃っている。

ところでデビュー作の『夢みる7月猫』なんだけど、ほぼ間違いなく「なかよし」に掲載されたのを読んでる記憶がある。当時妹が買っていたからなんだけど。
デビュー作からリアルタイムで読んでいたということは竹本ファンとしては幸せなのかもしれない。
ファンになったのは例によって『あおいちゃんパニック!』からだけどね。これもリアルタイムで読んでました。

鷽スポーツ新聞さんから来ている人が多いみたいなので、そのうちまた野球ネタも書くことにします。

2003-10-22 地雷

先週、ちょっと用事があって実家へ帰ったときの話。
ついでにこのサイトに掲載するために古い写真を引っ張り出したら、高校時代につきあいかけていた女の子(当時)の写真が出てきた。とっくの昔に終わっている戦争で残っていた地雷を踏んでしまったような思いになってしまった。
当時としてはかなり本気で惚れていたんだけど、こちらは常軌を逸した超マイペース人間なので相手からすれば非常に態度がはっきりしなくてダメだったようだ。
もっと積極的になていればとか、盛り上がるようなイベントがほとんどなかったとか、思い出したら後悔ばかり。そんな写真を捨てられずにいる今の自分の自分の未練がましさも情けない。
初代トゥルーでそういう過去の傷を思い出させるイベントがあったのも、トゥルーにはまってしまった理由の一つかもしれない。
さすがにずいぶん昔のことなので普段はほとんど思い出すこともないのだけど、ついつい目にしてしまった過去の写真は地雷だった…

目当てだったブルーウェーブ優勝当時の写真はそのうちトップに使います。
それと、来月あたり掲示板を開設する予定。最初はスクリプトを自作しようと思ったけど、とてもそんなヒマはないので断念。フリーの掲示板スクリプトを改造して使うことにします。

2003-10-09 ドラゴンズ落合監督

ブレーブスファンとしては伊原監督のことを書きたいところだがネタがない。
で、落合は好きな選手だったけど、監督としてはヤバい理由を書いておこうかなと。

だれかを手本にしようとは思わない。独自のものを作り上げていきます
この言葉も本心だろう。自己流を目指してこそ落合らしい。でもその根底には稲尾から受けた影響が大きいことは間違いない。

古い話だけど、落合は「稲尾信者」だ。稲尾は84-86年にオリオンズの監督を務め、2、2、4位の成績。その間に落合の2年連続三冠王や西村の盗塁王など個人タイトルも獲得している。立派なものだが、86年の4位転落などを理由に解任されている。
稲尾の方針は「放任主義」。プロであるからには練習や調整は自分なりのやり方を見つけて自己責任と自己管理でやっていくべきといった感じ。コーチは教官ではなくアドバイザーやサポート役という考え方。さすがに連携プレーなんかは個人で好き勝手やるわけにはいかないけど。
その結果実績のある村田兆次や落合のような選手はかなり活躍した。でもその一方で仲間意識を大切にする体育会系な考え方の選手には評判が悪かった。その筆頭がミスターロッテ有藤。また口出しできるとこが少なくなって権力を制限されたコーチ陣からもあまり支持されない。こういったことが稲尾解任劇の裏の理由にもなっている。

個人的にはこういった選手の自己管理を尊重するやり方はプロとしてあるべき姿だと思う。
現に稲尾の1、2年目に2位、メジャー流自己管理を持ち込んだバレンタインも2位、権堂ベイスターズが優勝など「放任主義」は立派な結果を残している。
その一方で稲尾3年目4位で解任、権藤の2、3年目3位止まりのように長続きしない。実績のある選手はいいけど、後に続く選手が育たないのだ。
そもそもメジャーでは日本より自己管理が重視され、それなりにうまくいっている背景にはルーキーリーグ、A、AA、AAA、さらに独立リーグまで存在する層の厚さがある。こういった下位リーグではそれなりに「指導」も行なわれているし、その中で自分のやり方を確立して抜きん出た選手がメジャーに這い上がってくる。
日本で同じやり方をしたらあっというまに選手が枯渇してしまうだろう。プロとアマの間に大きな壁があることも日本のプロの層の薄さの一因だ。
そんなわけでベイスターズ権藤博監督は日本一になったとはいえ、個人的にはあまり高く評価していない。あれは前年までの「権藤コーチ」他が育てた戦力が整っていて、珍しく「放任主義」が成功する条件が揃っていたレアケースなので。
もちろん監督としてヘボではないから優勝できたのだとは思うけど、優勝したのは監督としての力より前年までのコーチとしての貢献の方が大きな理由になっている気がする。

落合というと練習嫌いで天才肌のイメージが強いが、オリオンズ時代はかなり練習量が多い方だった。ただコーチのいうことをあまり聞かず自分のやり方にこだわったので練習そのものを嫌っているような印象を持たれてしまった。
「技術的なことで、コーチから教えてもらったことは何一つない」と言い放つ田尾も似たような系統の選手だった。こういう考えの選手は好きだけど、日本では決して主流にはなれない。

さて、落合ドラゴンズは?
選手層自体はそこそこに揃っているように見えるけど体育会系の星野イズムが色濃く残っている体質、落合の考えるような「プロ」の意識を持っている選手は少ない気がする。現役時代の落合の影響なのか山崎はそういうものを持っていた気もするが、すでにいない。いたとしても今さらチームを引っ張る力は残っていないだろう。
立浪、谷繁、野口あたりは自由にやれて結果を残すだろう。また若い福留あたりは落合によってさらに大物化する可能性もある。でもチーム全体を見れば落合流で成果を出すにはもうひとつ底上げが必要な状態ではないだろうか。
「改革」を目指す球団側の思惑からすれば落合は確かにいい刺激になるだろう。でもそれを成功に結び付けるには、まだ条件が揃っていない。

トレードや外国人選手獲得による補強を断り、現有戦力で戦う
ちょっと意外だった。落合流のやり方で全ての選手が成功するわけではないことは本人もわかっているはずだ。そういう選手はトレードに出して活躍の可能性を広げ、一方で落合の考え方に合う人材を獲得した方がお互いのためになる。
まずは選手ひとりひとりを直接見極めてからという考えなのかもしれない。しかしシーズン途中で山田を切った球団がのんびり構えてくれるか不安がある。

たぶん一部の主力はのびのび大活躍、その一方で伸び悩む一軍半がゴロゴロでレギュラーを固められないという状態になると予想。

2003-10-05 おさんぽ大王

8年間も「コミックビーム」で連載されていた須藤真澄の『おさんぽ大王』が終了。よく雑誌がつぶれなかったもんだ。
で、ついこの前最終の7巻が売られていたので購入。あいかわらずすげえ面白い。なんか終わるのがもったいないけど、いいかげんネタ切れなんだろうな。
この人は自分の猫の話をネタに『ゆず』『ゆずとまま』といった単行本が出てしまうほどの猫バカ。竹本泉も『ある日のツヴァイ』という自分の猫の本を出していたし、なんだか猫好き作家にばかりはまっているような。
最近は描いてないみたいだけど、本来はファンタジー系の作家のようだ。特に『アクアリウム』は映画化もされている。これもわりと好き。

2003-10-03 Opera 7.20

今までOpera 6.06をメインブラウザとして使ってきたけど、Opera 7.20 日本語版がリリースされたのでそろそろ乗り換えてみた。かなり快適。やっぱりたまに落ちるけどね(笑)
スキンはとりあえずBluesM-7にしてみる。

日記ページを追加するついでにXHTML1.0準拠に書き換えてみました。
link要素によるナビゲーションにも対応したのでOpera7やMozillaだとナビゲーションパレットで移動できます。でもまだ量が少ないのであまりうれしくない。