TrueLoveStory - 神谷菜由 vs 涼宮ハルヒ あとがき


かなり難産でした。連休中に書き上げるつもりが、当初考えていた展開だと姫とハルヒが直接からむ部分が少なすぎていまいち。結局全部書き直しました。
このふたりがやりあうと、どんどんエスカレートする方向になっておいらの力量では制御不能になってしまうんですよ。対決としては物足りないとは思うけど、これくらいが限界です。
結果として「『涼宮ハルヒ』は二次創作しにくい」を思い知ることになりました。

文体は自分なりに『涼宮ハルヒ〜』に合わせたつもりですが、個人的にはあんまり好きな文体じゃないので違いはかなりあると思います。
作品としては好きだけど文章は好きになれないんだよ。突拍子もない高校生にしてはジャンルが幅広すぎる気がする比喩表現の頻発とか、キョンが声に出しているセリフなのかモノローグなのか意図的にあいまいにしているところとか。

双方の設定とつじつまを合わせるのに苦労したけど、それはそれで考えるのは楽しかったです。
最後のくだりでわかるとは思うけど、これは『涼宮ハルヒの退屈』と『笹の葉ラプソディ』の間、季節的には初夏なのでTLSSの方では弟クンと出会う前の話という設定。
それでもまだ『涼宮ハルヒ』に出てくるのはコンピュータ部じゃなくてコンピュータ研究会だとか、部長が替わったら『射手座の日』に繋がらないとか矛盾はあるけど、これくらいで勘弁してください。だいたい本当なら同じ学校じゃないし。

ちなみに背景画像に使ったのは30年近く前の最新型パソコン、Commorore PET4000


背景画像提供:NatureNature