Diary 2004-03

3月 01 | 08 | 09 | 26 | 29 | 31

2004-03-31 本拠地開幕戦!

観に行きました。
駅から降りていきなりびっくり。行列が!ユニバ記念競技場あたりまで続いている!!
内野自由席は売り切れていたので外野へ。それでも立ち見でした。
入ってみると1塁側の方が埋まってる。新庄効果だけというわけではなさそう。

先発メンバーを見ると2番セカンドに塩崎が。平野は降ろされたか。
塩崎を使うなら大島だろうが、と言いたいが最後まで出てこなかったので今日はお休みだったのかもしれない。
セギノールがファイターズ側というのもまだ妙な感じ。
試合の前半は、4回までの毎回得点もあってオリの攻撃がやたらと長かった。

ムーアは5失点とはいえ、すべてホームランによる失点。もともと多少の失点は覚悟の上だし、7回で11奪三振と内容はは悪くなかった。
どうやらオープン戦は三味線弾いてたらしい
8回のブラウンの3ランで6点差、勝ちは決まったかと思ったら9回から出てきた谷中が…
おかげで最後までハラハラドキドキ。変なところで盛り上げすぎ。試合後、応援団が「阪神に帰れ谷中ーっ!」と叫んでました。
新庄へのデッドボールには観客がちょっとざわついてた。
結局アウトひとつ取っただけで2失点、ランナー一三塁で降板、山口に連投させるはめに。
山口は初球いきなり147km/h。速い。まあ150台は最後まで出なかったけど、予定外の登板だからな。
その山口も一人目のセギノールにヒットを打たれ3点差(自責点は谷中)、さらに田中幸雄も歩かせて一死一二塁。
でもその後の木元を三振にして、最後の高橋信もショートゴロで試合終了。
楽勝ペースかと思ったけど最後まで楽しめました。谷中のおかげでな

打線はすごく好調。村松、谷、ブラウン、オーティズ、山崎といった主力が期待以上に打っている。
そのかわり塩谷、オーティズがエラーと守備面には不安がある。まだエラーはないが後藤、平野もあまり信用できない。
外野も谷やブラウンは不安。現にエラーにはならなかったが谷のまずい守備で2塁打になる場面があった。
守備に関しては谷よりも新庄の方がずっと上だな。
まあ外野の2人は守備範囲は広い方なのでまだましかもしれない。

やはり一番の問題は中継ぎ投手陣。おかげで勝った2試合とも最後まで安心できなかった。
打線が好調だから勝てているけど、こんな調子では競り合いになったときに勝てない。
というか、楽に勝てそうなほど点を取っているのに小林、谷中のせいで接戦になっている。最後まで客を楽しませるのがプロということか?(皮肉)

ファイターズは今年も投手陣で苦しみそう。建山の離脱も痛い。
新庄はいい選手だ。人気以外の面でチームの中心になれるかはわからないが、守備はすばらしい。
ただ、2番新庄、3番小笠原にするなら、2番と3番は入れ換えた方がいいと思う。
小笠原は2番を打っていたこともあるし、新庄よりはいろいろと打席でできることが多くて戦術の選択肢は増えると思いますよ?

手ブレがひどくて使えるものが少なかったけど、写真も撮ってきました

2004-03-29 開幕第2戦

小倉と新垣の先発で、打線も好調そうなので打ち合いになれば勝てるかもとは思ったけど…11対9とは激しいな。
平野を指名打者で先発させたり、村松が生涯初の満塁ホームランを打ったりと盛りだくさん。
7回には城島のパスボールと犠牲フライでノーヒットで2点。
これで6点差。楽勝ペースのはずがその裏に小林が出てきていきなりの大炎上。
アウト2つと5失点で降板。最後まで試合をもつれさせる演出のために出てきたのか。
抑えで出てきた山口もいきなり2連打を浴びて同点のランナーを出した後、3人を打ち取る。
開幕直後に最後の最後までわからない泥試合。近鉄の逆転劇や西武のサヨナラ、始まったばかりなのに面白すぎ。
こういう試合をろくに中継しないテレビに腹が立つ。

2004-03-26 ランス(カープ)

左投げ左打ちの外野手。1987-88在籍。本名、リック・ランセロッティ。
三振か外野フライという選手だった。
ところがその外野フライがスタンドまで届いてしまう。普通のホームランは滞空時間3〜5秒くらいだが、ランスの場合は7秒ほどかかった。
そのため打率.218なのに39本塁打で本塁打王。本拠地が狭い市民球場だったことも関係あるだろう。
あまりの低打率でクビになるはずが、タイトルを獲ったためにクビにできなかったとか。
案の定、翌シーズンは前年を下回る.189という打率で9月に退団。しかしそれまでに19本塁打も打っている。打率を考えるとなかなかのペースだ。
一発しか期待できない選手というのはよくいるが、その極限みたいな選手だった。

今回の参考リンク

2004-03-09 イチローの不満

最初に断っておくが、今回のネタはほぼ100%憶測だけで書かれている。
断定的に書いている部分も知ったかぶりのただのイチローファンの思い込みにすぎのないので、ここに書いてあることを元に「イチローはこんなやつだったのか」などと思い込むことは絶対にやめて欲しい。
それにメジャーに行ってからのイチローの言動は追いかけきれていないところもあるので、基本的に日本にいた頃の話だ。
イチローも向こうでさらに成長していることだし、現在のイチローにはそのまま当てはめるわけにはいかない。
と、あらかじめ逃げ道を用意して妄想スタート。(笑)

イチローのマスコミなどに対する対応の素っ気無さは有名だ。大記録を作っても本当に喜んでいるのか疑わしいような味気ないコメントしかしない。
でも嬉しくないわけでもないし話したいことは色々あるんだと思う。でも聞き手がそれについていけないのがわかっているので何を話せばいいのかわからないんじゃないだろうか。
話したいことはあっても相手がその内容を理解してくれないので話す気になれないということは誰だってあるだろう。
(だからこんなところでグダグダ書いてるわけだが)
そしてイチローが話したいことはマスコミが聞きたいと思っていることとのギャップが大きすぎるのだ。
その証拠に田尾安志など一部の解説者やスポーツライターと話すときは本当に楽しそうだった。
そういうときに話していることは、あの試合ではこういうことを考えて打席に入ったとか、あのピッチャーのどんなボールを狙っていたとか、実際に野球をしている人間や一部のマニアしか興味を示さないようなこと。
イチローに言わせれば「野球のことを聞きたいんだろ、野球のことを話そうよ」と言いたいのだろうが、大多数のファンにとってはその内容は専門的すぎて、マスコミもそういう内容は望んでいない。

連続打席無三振プロ野球記録や史上最短の1000本安打、その記録達成の打席が特別なわけではない。1000本安打はその一本一本すべてが練習と工夫の積み重ねとして同じ価値を持っているはずだ。
なぜならそのうち一本でも欠ければ1000本安打ではないのだから。1000本目のヒットをこの目で見ても、それはこの記録の1000分の1を見たことにしかならない。
それなのに何かの記録を更新しそうになると、いつもの何倍ものファンとマスコミがどっと押し寄せてくる。
お前ら野球を見に来たのか、それとも「記録」を見に来たのか。
イチローだって誰も成し遂げたことのないことを自分が実現することは嬉しくないわけではないだろう。
でもそのたびにジャイアンツばかり追いかけていたような記者まで自分のところへ来てコメントをくれ、写真を撮らせてくれ。
宝くじで3億円当たったら今までそんなに付き合いのなかったやつまで急に親友のようにふるまうみたいで、喜びも半減といったところか。
それに記録というものは結局は過去にすぎない。イチローはそれを喜ぶ気持ちよりも、次の打席、次の試合でどういうプレーをするか、そういうことを考える方に楽しみを感じる人間のような気がする。

対照的なのが松井秀喜。新人の頃は受け答えもぎこちなくて、イチロー同様面白味のないコメントが多かった。
しかし名門球団の教育の賜物か、常にマスコミやファンに囲まれた環境で自然にそうなったのか、記者相手に冗談を言って大笑いしてみせる、非常にとっつきやすいキャラクターになっていった。
個人的には昔のぶっきらぼうな松井の方が好きだったので、ちょっとさみしいけどね。
イチローだって選手と話しているときなどは冗談を言い、からかったり大笑いもする。でもマスコミ相手にそういう面をさらけ出すことができない。
プロ野球選手というのは野球がうまいことだけで価値が決まるわけではない。人気も価値のうち、というより野球なんて人気を得るための手段に過ぎないのかもしれない。
そういう意味で松井の方がプロ野球選手としては正常な進化をしたといえる。
しかしイチローはそういうことができない。ファンのことをどうでもいいと思っているわけではないが、野球のプレー以外でファンを喜ばせるよりはよりレベルの高いプレーを見せることでファンを楽しませたいと考える。
よく言えばピュアでストイックな野球小僧。でもそれは純粋すぎてガキ臭い、大人になりきれていない考え方でもある。人気商売の世界にいる人間としては非常に損をしている。
しかしその理想を貫きながら実際にあれだけの人気を獲得している。桁外れのプレイヤーなのは確かだ。

カープの前田智徳はシーズン210安打を打っていた頃のイチローに批判的だった。
彼の理想はボールを見極め、キッチリバットの芯で捉え、力を無駄なくボールに乗せ、強くはじきかえす。まぐれ当たりの本塁打より完璧なシングルヒットを目指す求道者。
ゴロを打って足で内野安打にしてしまうイチローのヒットは明らかに「邪道」だった。
でもこのシーズン210安打、悲しいほどパ・リーグの野球なのだ。それは「話題作り」。
94年の開幕前、登録名を鈴木一朗からイチローに改めレギュラーも当確だった。新井宏昌コーチと話し合い、新井コーチ自身が保持しているシーズン最多安打記録の184安打を更新することを目指すことになった。
確かにそれはトップバッターとしてチームへの貢献に繋がるとはいえ、鈴木一朗の前年の成績は64打数12安打、打率はなんと.188。
レギュラーとしては初めてのシーズンで、全試合に出場できるかどうかもわからないのに新井がプロ12年目で達成した記録を130試合で塗り替えるという正気とは思えないような目標だった。
結果は140試合制での藤村富美男の記録まで塗り替える大活躍。話題作りとしてはそれ以上の成功を収めた。

もう94年のシーズン中にはイチローがヒットを打つのは当たり前になってしまった。
本塁打も打つとはいえ量産する能力はないことは自覚している。しかも当時はデストラーデも健在、長打では勝負にならない。
打撃の内容は進歩を続けていたが、観客がそれを理解することは難しい。スタンドからバッテリーとバッターの駆け引きを楽しめるファンなんてほんの一握りだろう。
そこで守備。
キャッチボールの背面キャッチや練習後にボールをスタンドに投げ入れたり、田口とのコンビでレフト-ライト間のダイレクトキャッチボール。
そしてのちにマリナーズでレーザービームと呼ばれたホームへのダイレクト返球。
実はホームへのダイレクト返球は内野手の中継を入れた場合と比べて稼げる時間はわずかだし、距離が長いから送球がそれるリスクも大きく、肩を痛める危険もある。
(肩の負担が少ないように山なりの返球をすると、中継を入れるより遅い)
あまりいいことではないと忠告した人もいたが、守備でもファンを楽しませたいからと続けている。
意外とファンのことも考えている、言い換えれば目立ちたがりだ。
パには以前から平野、秋山、本西(セでは飯田、新庄)といった守備を見るだけでも金を払う価値がある外野手がいたが、イチローはその知名度を利用してそれまであまり注目されていなかった外野守備に多くの人の目を向けさせようとした。

でもやっぱり野球の華はホームラン、そして奪三振なのだ。
210安打を打った頃のイチローは、目標とする選手に福良、本西の名前をあげた。あれだけの人気を集めているのに、野球に対する考え方はかなり玄人好みというか、マニアックすぎる。
このいかにも阪急ブレーブスらしいキャラクターは持って生まれたものなのか、そういうチームに入ったからなのか?
少なくともセのチームに入団していたらまるで違う印象の選手になっていたんじゃないかという気がする。

もう一度断っておくけど、今回の内容は裏付けを取っていないあやふやな記憶と無責任で身勝手な妄想満載なので、ここに書かれたことを鵜呑みにして大恥かいても知らないよ。
レベルは高いのに世間での知名度や注目は今ひとつな選手の多かった阪急ブレーブス。たまたまそんなチームのファンになってしまったので通ぶって偉そうなこと書いて自己満足してるやつだということをお忘れなく。

2004-03-08 よみきり♥もの(6)

『プラネテス』4巻と『成恵の世界』6巻もいっしょに購入。

○よみきり♥もの 6巻
起承転結のはっきりしない、あいかわらず竹本泉らしい内容。
・かける4
制服ネタやるとおもった(笑)
・太陽から45センチ
菜由様をおんぶしたい気分。といってもこちらも背がひくいからなー、45センチアップは無理だ。
・ふやけるお年頃
群馬にいたころはしょっちゅう温泉に行ってたなー。
・りんごのひみつ
またアップルパラダイス。恵理子も謎だが絵の少女も謎。アップルパラダイス当時でも8ミリフィルムは珍しかったはずだが、まあそれはそれ。
・ぼんよりの連続
ぼよーん、ほにゃーんと名前ネタだけで読みきり1本。すごいんだかなんなんだか。
・生徒会と奇妙な音
ナオミ、エダルトにも気づいてなかったわけじゃないんだけど、ヒカルも出てきてやっとてきぱきだとわかった。
よく見るとあちこちのコマでセバスチャンが出てる。(耳とかしっぽとか)
日本の学園ものといいながら、警官の格好はイギリスだったりする。

○プラネテス 4巻
まあわりとまとまった終わり方だった。
ロックスミス氏が裏の主役だったんだな。彼はグスコーブトリというよりフォン・ブラウンなわけだが。
ファーストネームがウェルナーなのも、それを意識してつけた名前だと思う。

○成恵の世界 6巻
あいかわらずマニアックなネタ満載。
40話のサブタイトル「ご冗談でしょう監察官さん」はノーベル物理学賞受賞者、リチャード・ファインマン(故人)のエッセイ的自伝『ご冗談でしょう、ファインマンさん』から。
SFネタはいろいろあったが物理学まで手を広げるとは。まあファインマンは面白いから専門外の人にも多少は知られてるけどね。
某国防省が六角形だったり、テイルメッサー氏の部屋に「監察庁釣り大会金賞」のトロフィーがあったり、話はバカで面白かった。

星船として「シラセ」「コンゴウ」が新たに登場。
シラセは南極観測船「しらせ」から。海上自衛隊所属とは知らなかった。日本人初の南極探検を行なった白瀬矗が由来。星船のは「GUSS010 知」。これで「シラセ」と読むのは苦しい気がする。
コンゴウは旧海軍の高速戦艦「金剛」。大阪で一番高い山の金剛山が由来。海自の護衛艦はイージス艦。星船の方は「GUSS1730 坤剛」。モロに当て字。
ハルナも旧海軍高速戦艦「榛名」、海自ヘリ母艦「はるな」。星船は「春名」。番号は忘れた。

バチスカーフはマンガではじめちゃんが言っていたように、アメリカの深海潜水艇「Bathyscaph」から。
正確にはバチスカーフは潜水艇の形式名みたいなもので、機体の個別名としては「トリエステ1号/2号」になるわけだが。
1960年にバチスカーフが記録した深海潜水艇の深度11,000mはいまだに破られていない。これはバチスカーフが自力でほとんど移動できなかったりと、調査艇としてはあまり使えない代物だったため。
現役の深海調査艇としては日本の「しんかい6500」が世界一深く潜れる。
星船は「PJSS287 罰襟巻」。エリマキ→スカーフで「バチ・スカーフ」っと。
退役前は「GUSS287」だった。所属が変わっても番号は変わってない。
ちなみにGUSSはGalaxy Union Star Ship(銀河連盟星船)、PJSSはPlanet Japan Star Ship(惑星日本星船)。なぜか英語表記。

機族に乗ってる香奈花、バーチャルだからいいけど秒速8キロであんな機動したら人間はGで確実に死にます。
自衛隊のT4練習機とかメーカーからは発売されていない現行セリカのコンバーチブルとか、メカ関係もネタが多い。
金原先生、ヅラなのにわざわざオープンカーとはチャレンジャーだな。

ユニ・ミルキーウェイ→天乃川宇宙ってまんまやね。
テロリストでなくアバロン政府の人間も潜入してきたということで一応話も進展してる。

あと、ちょっと前に買ったんだけど森薫の『シャーリー』の『メアリ・バンクス』。外見だけじゃなく性格も竹本キャラ(笑)
シャーリーも手描き文字で「あー」とかいってるし。あとがきもなんだか竹本泉風。

2004-03-01 タイガース vs ブルーウェーブ オープン戦(2/29)

ムーア…ここまで悪いと、今回の投球はなかったことにするしかないな。まだ本番じゃないし。
本来の投球ではなかったことは明らかだし、もうローテ入りは確定してるのであせる必要もない。
7失点は痛くも痒くもないけど、内容の無いピッチングに2イニング消費したのがもったいない。
こんなことになるなら他のピッチャーを試しておけばよかった。

川越は素晴らしかった。本当に素晴らしかった。BWにとってはこの試合最大の収穫。

当然タイガースでは桜井。もう文句なし。
もし桜井が左打ちだったら葛城が一軍に残れる可能性はもうなくなってるだろう。
どっちにしろ今のままじゃ危ないぞ。