1. マスターズリーグ 大阪-札幌 11/23(2004-11-27)NEW!

2004-11-27 マスターズリーグ 大阪-札幌 11/23

マスターズリーグ初観戦。明石球場で行われた 大阪ロマンズ-札幌アンビシャス戦。

球場のある県立明石公園は、JRと山陽電車の明石駅から道路1本隔てただけの非常にアクセスのいい場所。
JR新快速、山陽の特急が止まるので電車での移動は楽。
公園外周の堀
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休日なので子どもが大勢遊んでいた。

球場は内野スタンドの下が投球練習場になっていて、外から見えるようになっている。
投球練習場
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天気は見事な快晴!
すこーんといい天気
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写真の正面に見える塔は「明石市立天文科学館」。ついでに行きたかったけど時間がなかった…
左には明石城が見える。というかこの公園自体が明石城の敷地なんだけど。
三塁側スタンド
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石垣の上からタダ見している人がけっこういるのがわかる?

さて試合は大阪の先発投手が芝池博明(投手コーチ)、札幌の先頭打者が土井正三(監督代行)の神戸出身同士で始まる。(監督、コーチも選手として出場可能)
まあこれは顔見せ対決なので土井がヒットを打った時点で代走に高橋雅裕、芝池も打者一人で降板して伊藤敦規に交代。

福本 豊 (阪急)
ふくもっさんの打席
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ご存知世界の盗塁王。シーズン106盗塁、通算1065盗塁。 この日も1番センターで先発出場。

本西 厚博 (阪急・オリックス-阪神-日本ハム-ロッテ)
本西〜
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イチローがいながらセンターを守り抜いた名手。でも内野も守れる。バッティングもなかなかよかった。
3回表、石毛のライトフライでタッチアップしようとした三塁ランナーの石井雅博は本西のホームへの見事な好返球で帰塁。この日守備で一番観客が盛り上がったプレーだった。
そういえば試合を通して外野の守備位置は浅めだった。遠くまで飛ぶことが少ないこともあるけど、それ以上に外野を抜けるような速い打球がないのが理由のような気がする。

川藤 幸三 (阪神)
ホンマに出してどないするんや
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4回裏からお約束どおり代打で出場。
8回裏のチャンスには観客からの声援というかヤジが面白かった。
三塁側内野スタンドから「カワトー、ここへ打て〜」(そこへいったらファールです)
「肩の力抜け〜」(元プロに暖かいアドバイス)
センター方向から小学生?の集団が「浪花の春団治〜」(おまえら川藤の現役時代知ってる歳じゃないだろ)
結果はセカンドゴロでした。
鳴り物応援がないせいで外野からの声もよく聞こえる。昔のパリーグみたいで楽しい。
応援団も嫌いじゃないけど、個人的にはこういう感じの方が好き。

伊藤 敦規 (阪急・オリックス-横浜-阪神)
伊藤の投球フォームその1 伊藤の投球フォームその2 伊藤の投球フォームその3 伊藤の投球フォームその4
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目立った成績は残していないが阪急→オリックス移行期を支えたサブマリン。
この日は実質上の先発で4回2/3、8安打を打たれ再三のピンチを背負いながら元同僚の福本、本西、村上らに助けられながら3奪三振無失点。札幌先発の川口相手に好投球だった。
この人の投球フォームはかなり好き。

川口 和久 (広島-巨人)

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80年代『投手王国・広島』の奪三振投手。
先発したこの日もカーブが冴えて2安打2奪三振無失点

星野 伸之 (阪急・オリックス-阪神)
星野の投球フォームその1 星野の投球フォームその2 星野の投球フォームその3 星野の投球フォームその4
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遅球王・星野様
92年には野茂に次ぐリーグ2位の三振を奪った。球は遅くても三振を取れるピッチャーだったのよ。
この日は四球が多かったが、ピンチで川藤相手にスローカーブで2ストライクに追い込んで最後はストレートで空振り三振。
でも四球多すぎ。(2イニングで四球3)

小田 真也 (西武)
左のサイドスロー
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西武黄金時代の左のワンポイント。

山崎 慎太郎 (近鉄-ダイエー-広島-オリックス)
慎太郎の投球フォームその1 慎太郎の投球フォームその2 慎太郎の投球フォームその3
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野茂、阿波野、吉井が抜けた近鉄投手陣でがんばった。
この試合ではたぶん一番スピードのある球を投げている。

津野 浩 (日本ハム-広島-中日-ロッテ)
おぼえてる?
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短期間だが西崎、松浦らと並んで日本ハムを投手王国にした投手。3年連続で開幕投手も。
現在はプロゴルファーだそうだ。

村田 辰美 (近鉄-大洋)
ヒゲの左腕
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鈴木啓示が抜けたあと阿波野が出てくるまで近鉄左のエース。
79、80、89と近鉄の選手なのに3度も日本シリーズに出場。
今期は大阪のリリーフエースとして全試合(3試合)に登板。
藤井寺での楽天の練習で打撃投手をしたそうだ。

写真を撮っていないけど、他にも
○近鉄V2(79,80)時代の主砲・栗橋 茂(5番DH)
○阪急・オリックスで微妙に活躍した村上 眞一(4番セカンド)絵に描いたような見事なトンネルを披露(^^;
○85年阪神優勝時の投手、福間 納(投手なのにレフトでフル出場)
○ロッテ-阪神でプレーした捕手、定詰 雅彦(途中で福本に代わってセンターを守る)
○1988.10.19、あの伝説のゲームで先発した投手、高柳 出己

札幌側では、
○巨人から韓国のサムスンへ、その後大洋に復帰したカムバック賞投手、新浦 壽夫
○ポリーグで忙しいはずだが4番ショートで先発出場のポレ(石毛 宏典)
○近鉄で梨田と正捕手を争い、巨人に移籍してからも中尾が来るまでは活躍した有田 修三
○巨人でいろんなところを守った(固定できなかった)岡崎 郁
○打撃はともかくチームリーダーとして日ハムを引っ張った広瀬 哲朗(3番セカンド)
○曲がりなりにも山本浩二の抜けた広島で4番を務めた小早川 毅彦
○西武黄金時代の脇役、大塚 光二と羽生田 忠克
ついでに札幌の一塁ベースコーチとして蓑田も顔を出していた。

さらに審判も元プロの審判員(平均年齢は70以上!)
場内のアナウンスも元アナウンサー。各選手のプロフィールなどを詳しく解説してくれた。(村田が楽天の打撃投手をしたとか)

試合は両投手陣が踏ん張って、マスターズリーグ初の0-0での引き分け。(ルールにより延長10回で終了)
ヒットは多かったけど内容としては投手戦だった。(0-0だしね)
スコアボード
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詳しい試合内容はスポーツ・アクセスのページに出ている。
(リンク先で福間がセンターになっているのは間違い、広瀬のサードは先発では土井がセカンドだったから。土井は攻撃だけで交代したので実際には広瀬はセカンドしか守っていない)
引き分けだったので、インタビューは両チームから一人ずつ、先発で4回を2安打無失点の川口と、後半の3イニングを1安打2奪三振の慎太郎。
インタビュー
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試合終了後、出待ちの人たち。
100人弱ってとこかな?
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阪急ファンとしては先発で福本、本西、村上、さらに投手が伊藤敦というのは本当に嬉しくて、これでレフトがとよぞう(南牟礼 豊蔵)だったらいうことなしだったんだけど。
大阪には田尾も在籍しているけど、今年は忙しいはずなので出場できるんだろうか?
あと、この日はいなかったけど今年は山田久志も大阪に加入。豪華メンバーのマスターズリーグの中でもプロ時代の実績は江夏と並んで突出しているので見てみたい。
さらに梨田、真弓も大阪に加入。
って、これだと33人で定員(32人)をオーバーしてる…やっぱり田尾は抜けるのか?

個人的には池永 正明が投げるところはぜひ拝んでおきたい。
下関商業で選抜優勝、選手権準優勝、プロ1年目で20勝、最多勝1回、6年間で106勝もしながら八百長疑惑でプロ永久追放となった伝説の投手だ。